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筋膜治療、筋膜リリースの基礎・解剖学的な注意点

こんにちは。こんばんわ。

 

5月に入り気温に変動があり、体調管理が難しくなる季節になりました。

 

今回は筋膜治療についてです。

 

 

そもそも筋膜って何なんでしょう。

 

筋肉を包む膜?

 

解剖学で習った筋外膜、筋周膜、筋内膜?

 

間違いではありません。

 

しかし最近話題の筋膜リリース等の筋膜治療はその筋膜だけではなく

 

付随する靭帯や腱、または内臓膜、硬膜等様々の膜組織とつながりがあります。

 

一番表層の皮と実の皮がつながっている様子がよくオレンジの断面をたとえに使われますね。

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それなのに解剖学では靭帯や腱と違う名前で覚えてしまったせいで別々の組織と認識してしまいます。

 

実は同じ結合組織であり、コラーゲン線維とエラスチン線維を主成分としている構造に変化はないのです。

 

ただそれらの配分が違うだけで、コラーゲンが多ければ腱や支帯、エラスチンが多ければ項靭帯や内臓筋膜となります。

 

別々の名前ですが結合組織として一緒で、主な構成する蛋白質も一緒なことを注意したいですね。